のび太郎の過去と恋愛遺伝学との出会い

雑記

「ごめん。男として見れない。」

2018年7月― 僕は、4年ほど付き合った彼女にフラれた。
「結婚しようね」とお互いに約束していたはずだったが、フラれた。
そのときすでに、彼女には別の男がいた。
原因は、全くわからなかった。

いつも優しい彼氏でいたはずだった。
荷物が重そうなときは、かならず僕が持った。
彼女のメンタルが弱ったときは、何時間も話を聞いた。
彼女が生理のときは、なるべく負担のかからないデートを考えた。

いつも愛情表現豊かな彼氏でいたはずだった。
髪を切ったり、オシャレをしてきたら、「すごく似合ってるよ!」と必ず伝えた。
週に1回の電話では、「好きだよ」「愛してるよ」と何度も伝えた。
事が終わった後も、髪を撫で、優しくハグをした。

いつも一途な彼氏でいたはずだった。
浮気をしたことは一度もない。
周りにも彼女を1番に愛していることを伝えていた。
実際、彼女のことを世界で1番美しい女性だと思っていた。

世の女性は言う。
「優しくて」「誠実で」「一途な」男性が好きだと。

世の恋愛テクニックは教えてくれる。
「女性には優しくしろ」
「女性には誠実に接しろ」
「女性を一途に愛せ」
と。

僕は、これらのことを忠実に守っていたはずだった。
そして、自分で自分のことを「良い彼氏」だな、なんて思っていた。
実際、その彼女は僕のことを「こんな良い彼氏いない」と言ってくれていた。
電話をしたり、デートで会うたびに「私たち以上に幸せなカップルなんていない」なんてバカップルっぽいことを、冷静な顔で言い合っていた。

「なんとなく良いな」と思って告白してから、彼女のことは右肩上がりに好きになっていった。
デートのときは、かならず手をつないでいたし、笑い合い、ふざけ合い、恋人だけれども、友人のような、家族のような、そんな良い関係性だった。

夜の事情も順調そのものだった。
カラダの相性は良かった。
彼女が悦ぶポイントも把握しきっていた。
彼女も僕がどうすれば快楽を感じるかよく理解していた。
だから、会うときには、ほとんどベッドを共にしていた。

「結婚したらどんな家に住もうね」
「結婚したら子供は何人つくろうね」
「どんな温かい家庭を築いていこうね」
そんなことを話し合うときも少なくなかった。

あの時、僕は、たしかに幸せだった。



しかし、今、思えば、あまりにもバカバカしい。
「フラれる」の「フ」の字も頭になかった。
全力で彼女を愛していれば、そんなことは起き得ないと盲信していた。
でも、その時は突然訪れたのだった。

週に一回の頻度で電話をしていたのだが、なかなか彼女に時間がなく、1ヶ月、2ヶ月と電話をしなかった。
LINEを送っても、いつもは1日以内に返ってきていたのに、2,3日とかかることが多くなった。
なんとなく、彼女と距離が離れていく実感があった。
デートに誘っても、快く応じてくれることはない。

「…まさか、ね。」

一瞬、浮気という言葉が頭に浮かんだ。
でも、「浮気なんて絶対にありえない」と常に断言していた彼女が、それをするなんて全く信じられなかった。
また、そうやって疑う自分にも嫌気がさした。
だから、その言葉をすぐに頭の中から消した。
でも、その疑念を消しきれず、ちょっとした黒ずみが自分の心の中に残っていた。

それから、「たまには息抜きしたほうがいいよ」と食事を提案した。
今度は、「そうだね」と返答があった。

良かった。
ようやく彼女に会える。
今まで距離が空いていると感じたのは、単に会えなかったからだ。
きっと会えば、また今までのような関係性に戻るだろう。
そんな淡い期待を、精一杯濃くしようと努めた。

でも、それもあっけなく崩れ去る。

デート当日―

集合場所で彼女を見つけた。
いつもだったら、満面の笑みでこちらに駆け寄ってくるのに。
その日は、苦笑いに近い笑みで、遠慮がちに歩み寄ってきた。

「この後、予定あるんだ」と彼女は言った。
そんなことは初耳だった。
今までの彼女なら、そんなことは絶対にしない。
事前に予定があることを教えてくれて、うまく時間を調整するのがいつものことだったのに。

この時点で、悟った。
もう彼女の気持ちは自分にはない。
他に男がいるかはわからないけど、自分のことはもう見ていないことはよくわかった。

だから、問いかけてみた。
「最近、どう?」

彼女は、微妙かも、と答えたと思う。
このあたりは、記憶があいまいでよく覚えていない。

「支えてくれる人はいるの?」
うん、いるよ。と彼女は申し訳無さそうに言った。

「そうか。良かった。」
そう言って、僕はウーロン茶をゆっくりすすった。

「どのくらい付き合ってるの?」
最近かな、と彼女が答えた。

「良い人なんだ?」

自分でも驚くほど冷静だった。
べつに涙も出なかった。
ただ、目の前の愛する人が、別の誰かを好きになった。
それで幸せなら、それでいいじゃない。
そんなふうに、心から思っていたから。

でも、彼女が泣いた。
「ごめんね。」と言って泣いた。

なんで泣くんだよ。と思った。

お前が幸せならそれでいいじゃんかよ。
お前に泣かれたら、俺が惨めじゃんかよ。
申し訳ないと思うなら、先にフッてくれればよかったのに。

そんなふうに思ったが、僕は静かに、彼女が泣き止むのを待った。
本当に泣きたいのは、こっちの方なのに。

そんなこんなで、僕のおおよそ4年の恋は終わった。

「男として見れない」

彼女が僕に残した言葉は、心に澱のようなものを残した。

あってはならないことだが、一時期、あまり仕事が手につかなかった。
つまらないミスや細かいミスを繰り返してしまっていた。

男として見れないってどういうことだ?
ぐるぐるぐるぐる、考えた。

僕は「優しくて」「誠実で」「一途な」彼氏だったはずだ。
それは女性の理想の彼氏じゃなかったのか?
それなのに「男として見れない」とは…?

そんなときに、会社の上司に言われた。
「おまえ、見た目がのび太みたいだな」

ハッとした。 「のび太」…

のび太くんだって、女性にとって理想の男性の条件を満たしていないか?

アリ一匹殺せない「優しい」男性。
ウソ1つつけない「誠実な」男性。
しずかちゃんだけが好きな「一途な」男性。

でも、のび太を好きな女性なんて、この世にどのくらいいるだろう。
試しに「優しい男性が好き」と言う女友達に、「じゃあのび太が好きってこと?」と尋ねてみた。
すると、彼女たちは、決まって顔をしかめて「…それは、違うかな。」と答えた。

え?「優しい男性」が好きなんじゃないのか?
僕は、大きな過ちを犯していたようだった。

そこから、必死で確かめた。
今まで信じていた世の恋愛理論の真偽を。
たくさんの女性に対して、テストした。

僕は、愕然とした。
今まで信じていた恋愛理論は、全て真っ赤なウソだった。
「優しい男性」も「誠実な男性」も「一途な男性」も、まったくモテない。
正確に言えば、「ある条件」を満たせばモテるのだが、その「ある条件」が全く教えられていないのだった。

その条件とは、

「男(動物)として魅力的かどうか」

だ。

のび太に、男としての魅力を感じる女性はいない。
考えてみれば、当たり前の話だった。

それから僕は、どうすれば女性に「男としての魅力」を感じさせることができるか、研究に研究を重ねた。

残念ながら、僕は生まれつきの顔がお世辞にもかっこいいとは言えない。
ナチュラルなイケメンとはほど遠い顔をしている。
実際、小学生の頃は「キツネ」と、一重(正確には奥二重だが)で細い目を馬鹿にされた。
「点と線だけで書ける顔だね」なんて何人にも言われた。

また、筋肉もなかった。
やせ細ってガリガリで、「お前、鉛筆みたいなカラダしてるな」なんて、鍛えている人からバカにされていた。

カラダも弱かった。
みんなで焼き肉に行くとなぜか自分だけアタり、2,3日、トイレと親友になった。
安い焼肉屋ならまだわかるが、高級焼き肉でも、同じように当たった。

男、動物としての魅力はゼロと言っても過言ではなかった。(今も会社の人にはバカにされるのだが)
でも、そんな僕に朗報があった。

別に、そんなふうに、生来備わっている魅力が乏しくとも、いろんなカムフラージュを重ねれば「男としての魅力」を女性に感じさせることができる方法が、たくさん存在していた。
もう、貪るように勉強した。

その結果は、すぐに跳ね返ってきた。
筋トレで筋肉がつくようになるには、かなりの時間を要すると言うが、モテるためにはそれほどの時間はかからないことがわかった。

どんな変化が僕に訪れたか? それは、本当に驚くべきものだった。

「スタバで仕事をしているだけで、女性の店員からお手紙を渡される」
「元ANA、某有名コンサルティング会社勤務の美女に一目惚れされる」
「元SKE48の松井玲奈に似ている美女からLINEを聞かれ、何度もデートをする」
「相席ラウンジで出会った吉木りさ似の美女と熱海で一泊二日の旅行をしてしまう」
「合コンに行けば、ほとんどの女性に『あなたが1番良かった』と言われる(お世辞かもしれないが)」
「大島優子似のEカップ美女と付き合うことができた」
「松嶋菜々子似の美女とペアーズで出会い、関係を持つことができた」
「平井理央アナ似の美女に『会った瞬間に良いなと思ってました』と言われ、付き合った」

そんなモテモテの状態になったのだ。
その後も、朝ドラ女優でもおかしくない、清純派で美しいかつ、超有名大学院卒の超ハイスペック美女と付き合った。
が、色々と合わずに別れてしまった。

それから出会った花澤香菜似のほんわかした心の美しい美女に的を定めた。
その彼女は、今、ボクの妻として隣で微笑んでいる。

こんなことを言うと、ウソに聞こえてしまうかもしれない。
でも、1番これらの成果に驚いているのは、自分自身なのだ。
「あの『男として見れない』と言われた僕が、今では『素敵ですね!』『魅力的な人ですね!』『彼女いるんですか?』などとモテるなんて、ありえない…」と今でも思う。
でも、これは、自分の行動が原因となって起きた現実なんだと実感もしている。

そして、これを読んでいるあなたに伝えたいのは、「誰でもこんなふうにモテることができる」ということだ。
僕はこれから、これまで僕が培ってきた知識やノウハウを惜しげなく公開しようと思う。

それには3つ理由がある。

1つは、(自分で言うのも何だが…)僕のように「優しくて」「誠実で」「一途な」男性にこそ、モテモテになってほしいから。これを読んでいるということは、きっと恋愛で悩まれているのだと思う。そんなあなたには、生まれつきのイケメンなぞ及ばぬ、本物のモテ男になってほしいと思っている。

1つは、僕が生み出した恋愛理論が世の恋愛理論とは異なり、実際に成果を出すものだと証明したいから。正直に言って、この理論は国内外の有名大学の研究等に基づいており、かなり再現性の高いものだと信じているが、まだ僕自身しかサンプルがない。もしかしたら、理論のどこかに穴があって、実際にはよくないかもしれない。もしそうであれば、また僕は4年付き合った彼女にフラれたように、痛い目をみるだろう。そのリスクを少しでもなくしたい。だから、あなたの協力を得て、この理論を確かなものとしたいのだ。

最後の1つは、おいおい伝えたいと思っている。(これは僕の家庭環境に関係していて、伝えるためにまたこのように膨大な量の文章が必要となるから。)

ぜひ、これから僕のコンテンツをすべて吸収してほしい。
そしたら、あなたの周りの女性が、本当にあなたを本能から求めるようになることを保証する。
あなたはその中から理想の女性を選べば良い。
僕のポリシーとは反するが、たくさんの女性を抱えるのも悪くはないだろう。
とにかく、今までの人生とは比にならないほどモテるようになってしまうので、覚悟してほしい。

それでは、これからよろしくお願いします。

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